訪問看護での働き方
訪問看護をしてみたいけど、自分のスキルに自信がない、病院と業務内容が違うのかなど不安がある方もいらっしゃるかと思います。訪問看護は地域や場所によっても働き方や取り組みが多少異なる部分はありますが、大まかな流れを分かっているだけでも安心して働くことができるはずです。
今回は訪問看護での働き方について解説します。
【訪問看護の1日の流れ】
まずはハーネス訪問看護ステーションでの1日の流れをみてみましょう。9:00〜
・当日訪問する利用者のカルテ、必要物品をチェック
・カンファレンスを行い、当日の流れを確認
9:30〜
・必要物品と訪問バッグを持って訪問を開始
・利用者によって滞在時間が異なるため1〜2件ほど訪問
12:00〜
・ステーションへ戻り、昼休憩
13:00〜
・再び必要物品と訪問バッグを持ち訪問開始
・3~5件の訪問を行う
17:00〜
・訪問終了後、ステーションでカルテの記載、申し送り、報告書を作成
18:00〜
・退社
いかがでしょうか?
病院内で働く時には無い「移動」はあるものの、業務内容自体は病院で働くのと然程変わりはありません。
病院と違う点は訪問バッグや必要物品の準備ですが、漏れや間違いがないようにダブルチェックを行うことが基本となります。
【訪問看護のやりがいと注意点】
訪問看護のやりがいは、その地域の医療、利用者のご自宅で看護を行うことによって、より利用者さんが回復した、または順調に維持できていることを実感できることです。
また、自治体や地域によって訪問看護や在宅医療への取り組み方も異なるため、地域による違いを楽しく感じられたり、
別の自治体などによる取り組みから自分達の改善策や工夫すべき点を導くこともできます。
一方で注意が必要な点もいくつか挙げられます。
訪問する、ということは訪問先で自分だけでは判断できないことがあった際、その場ですぐに対処できないことがあります。
また、訪問するお宅によっては犬や猫などの動物を飼っていることがあるため、アレルギーの方は注意が必要です。
【まとめ】
訪問看護の1日の流れとやりがいや注意点について解説致しました。訪問看護では病院以上にコミュニケーションスキルや何かがあった際に対応できる臨機応変さが求められる場面があります。
それは難しく感じられますが、”難しい”というのは同時に”やりがいや達成感を得られる”ということと同義です。
訪問看護をやってみようか悩んでいる方は、これを機に1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?